当工法はコンクリート水槽の中をすべてJWWA規格に規定されたポリエチレンのみで防食する工法です。
配水池などの池内は、高濃度の塩素環境により腐食が激しい箇所でありながら、供用開始後はメンテナンスが困難という問題を抱えております。
さらに、コンクリート構造物付近はマクロセル腐食といった電食の発生しやすい箇所でもあります。
どの事業体でも水道の安定供給は第一優先事項であり、不具合の生じにくいできるだけメンテナンスの必要がないものを検討されるかと思います。
そこで弊社ではALL JWWA ポリエチレン防食工法をご提案しております。
ポリエチレンは塩素に強い樹脂であり、絶縁性能が高いことでも知られております。
水槽内の鋼管や内部梯子、振止金具にはポリエチレン粉体ライニング(JWWA K132)を、コンクリート面には水性ポリエチレン樹脂塗料(JWWA K160)を塗布します。
これにより、耐用年数の一元化が図れるとともに、耐塩素性・耐久性が高く、安全性も兼ね備えた水道施設の運用が可能となります。